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茶屋四郎の豪商日記//大航海時代オンラインZ鯖でのプレイ日記他

2011/03/25 (Fri) 地震その後

みなさんこんにちわ!!

私事ではございますが、今回の地震、津波により連絡が途絶えていた為、多くの方々から安否確認のメールや書き込みを頂き大変心配をお掛けしておりましたが、家族共々無事に非難し、命を頂きました。


DOLは節電のため稼動していない様子ですが、私も自宅が住める状態ではなく、当然ライフライン復旧の見通しも未だたっておりません。


よって大航海時代オンラインのプレイは一時休止させて頂きます。

これからどうなるかわかりませんが、もしDOLが復旧したらたま~にネカフェからinしようと思いますのでその時は是非宜しくお願いします。





さて、地震から2週間が経ち、ようやく身体や心にも余裕ができたので地震から私がとった行動を記載します。



(ほとんどがmixi日記からの転載ですw)




3月11日
いつものように出勤!
ちょいと忙しかったのでいつもより遅めの昼飯を食ったあと、不幸にも前日に亡くなられた同僚の香典をまとめて仙台の街中へ持って出掛けた5分後のこと。


海沿いの道を走行中、車のラジオからチロリンチロリンと違和感のある音が流れましたよ!

緊急地震速報です!強い揺れに警戒してください!

とアナウンスされた時には既にハンドルが左右に取られ直進が出来ない状態でした!


ハザードを点けて車から降りたら対向車の車も降車していました!

物凄い揺れ!揺れ!

アスファルトが歪み、畑の水溜まりもガッポガッポ揺られていました!

車のボンネットに手を置き、立つのがやっとの縦揺れは生まれてこの方初めて!!

揺れが終わると営業所が気になり、Uターンして急いで店に引き返した!

仙台空港の裏口にある、通ってきた橋が段差になっていてバンパーを軽くぶつけた

橋の出口が通れず、回り道して営業所に戻った所、送迎用バスのラジオの音量が最大になっていて、
6メートルから10メートルの津波が来ます!

って言ってるじゃん

他4人の所員が避難の準備をしていて、私もカバンも持たず、すぐさま送迎バスに乗って空港の2階に避難したよ!

が、しかし…

一時間待っても津波は来ず…

とにかく情報が欲しかったので、空港前に止めたバスにみんなで戻ってラジオを聴いていました!

運転席に乗っていた私は、タバコを吸っていたので少しだけ窓を開けていたんです。

すると間もなく


ゴオーという音がかすかに聞こえてきました!


家も海岸から近いので波が荒い時など同じような音は毎日のように聞いてましたが、ラジオをかけているにも関わらず音が聞こえたので、違和感を感じ皆に

なんか音しない?

といっている間に音が大きくなってきたので、逃げろ!と叫びました!

5人が猛ダッシュで停止しているエスカレーターをかけ上がっている間に、水が空港のロータリーに入ってきました!

皆が唖然となっている間もなく乗っていた送迎バスもペロリと流され、柱に引っ掛かり、更にそこに車が次々と流れてきました!

私も思わず

うそだろ

の一言。

一瞬で2階程の高さまで水位が上がり、慌てて3階に上がろうとすると

うしろみるなー!

と叫び声が聞こえたので、一目散に上りました!


動画が投稿されていました!

右端にいる赤とシルバーのワゴン車。
私たちがこの1分前まで乗車していた車です!
あっという間にペロリと流されました><

http://www.youtube.com/watch?v=p_6iDBoOvb0


水位が2階床まで来ずに波は落ち着きました!

近くの老人ホームから従業員のマイカー総出で老人をピストン輸送してい ましたが全員避難できなかったようです。

それでも老人を空港にいた男性皆で3階に避難させました!

辺りを見渡すとそこは、沖から数キロ離れた外洋の小島…

叫び崩れる人がいるなか、私ともうひとりの男性従業員は3人の女性従業員を必死で励ましました!

孤立が確定したので、真っ暗な空港のレストランの座席に皆で陣取り、眠れぬ夜を過ごしましたよ!

電話やメールはドコモの携帯だけたまに繋がる感じで、皆家族や家の事が心配で眠れねえ!

そんな中でも

冷蔵庫にプリンが入っていたのに!

とか

次何の車買う?

とか笑い話もしながら必死で朝を待ちました


当然マイカーも流されたので、皆で相談した結果、夜明けと共に空港を出て、徒歩で帰宅することに決まりました。


朝にお土産品の萩の月と笹かまをもらい空港を旅立ちました!

外に出ると、がれきの山、地面はくるぶしくらいまで埋まる泥でした。


まずは営業所の様子を見に行こうということになり、川の土手沿いを歩いていると、前を歩いていた人が何かを見ています。

電話あるなら警察に連絡してもらえないすかー
と叫ぶ男性。

なんとなく気付いてはいましたが

がれきから出ているぷくぷくと腫れた手。

水を含み、体が膨張していました。


思わず目をそらし、今を生きるにやっとの自分が情けなく思えました。

営業所に戻ると、辛うじて柱と看板は残っていましたが、数台置いてあった車と、建物内の全ての物が無く、木材で埋め尽くされていました。
予想はついていたので、皆で特に驚きもせず帰路につきました。

倒壊した屋根の上から

おーい

と叫ばれたり

赤ちゃんがいるので助けて下さい

とか叫ばれました

目の前の川やがれきの山が邪魔な為、どうしても行けない状態なので

救助が来るまで頑張ってくださーい!

と叫ぶしかありませんでした…


200メートル程泥道を歩くと、今まで道路だった所が大河になっており、脇もがれきが山積みになっていたので股下まで水に浸かり木の棒で前を叩きながら前進しました!


側溝にはまり胸まで埋まったりもしました(この時携帯浸水)

車の屋根に上がり、休憩をしながら少しずつ前進しました。

やっと陸地が見えたときにはもう家に着いたような喜びでした…が



ここからが辛かった…



方向が違う所員二人と別れ、残った3人でまず、一人の自宅へ向かいました!

家があることを確認し、残った二人でもうひとりの自宅を目指しました!


いく道いく道が冠水し、遠回りして大きな川の土手を歩くこと3時間。


家が近づいてきても倒壊や冠水の状態が変わらないので不安になる二人。


リフォーム途中である同僚の家に着いたもの、建物はあったが中がめちゃくちゃ!

400キロの金庫も逆さまになって隣の部屋に転がっていた!


恐らく床上150センチ位の水位でしょう。


そこで休憩後自転車を借りて自宅を目指しました!


ここでも冠水に続く冠水で遠回りせざるを得ませんでした!

家に近づくと今までの景色はやはりそこにもありませんでした


電柱が折れ、貨物列車が流され、道を塞ぐ大木。


自転車を置き、水に浸かり木をよじ上り、泳いでやっと家が見える所まで来ました!


家は健在するものの、家の壁に頼んでもいない家や車が突っ込んでいました

がれきを越えれば家には行けそうでしたが、さすがに気力が無くなったのと夕方が近かったので、帰宅は諦めました。


それはそうとここからどうすればいいものと思い、とりあえず避難場所である小学校に行きました!

そこの避難者名簿に母と祖母の名前を見つけた瞬間どっと疲れがきて、動けませんでしたよ!

親戚の家に居ますとの記入があったので足がズタズタながらやっと家族に再会できました!!



今もその家にお世話になってます

今では水、電気、食料、ガスも問題なく生活しています!


翌日には家の中まで行きました!

恐らく水位は床上150センチくらいですかね!

家のガラスは全て割れ、太い木(防風林の松)が何本かお邪魔しているではありませんか!

ありえねー

あるものは泥、木、浮き上がった家財道具!

とりあえず、一階にある物の95%はもうダメ!

建物も余震が来たら潰れるんじゃないかぐらい悲惨でした!


庭の車を覗いたところ、鍵が刺さっていたのでまさかと思い調べましたが何もありませんでした!


ですが家の前にあるがれきの山には人がいるかもしれません。


二日に一回程度家に入り荷物を取ってくるのですが、トタンがカタカタする度にびびってます


家に入るまでの道(がれきで通れねえw)
家に入るまでの道


居間
居間


玄関
玄関


ベランダから見た光景
ベランダから




しかし、近所の人や友人の話を聞くとこんなもんじゃありません。


我が子が見つからず毎日保育所の周りを探しにいっている人


車の屋根で赤ちゃんを懐に入れながらTシャツ一枚で一晩過ごした人


運良く自分だけ逃げられ、家族を思い泳いで遠くに救助しに行った人


など毎日痛ましい話ばかり聞いています。


こうやって運良く命を頂いた限り、精一杯生きていくしかないよね?

それしかできないもの。



そして被災により命を落とされた方のご冥福をお祈りします。


私の安否を心配してくれた方々、連絡が遅れてすいませんでした。



長文失礼

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ご無事で何よりです。
これからまだまだ大変かと思いますがお体だけには気をつけて頑張ってください。

2011/03/25 21:07 | まんざな [ 編集 ]


本当にこれから大変だけど、がんばってね!いまのところはわずかな義援金しかできなかったけど、がんばって稼ぐよ!
もちろん節電してるよ!

2011/03/26 01:56 | おっさん2号 [ 編集 ]


今日の日経新聞に掲載されていた情報です。
生活福祉資金(緊急小口資金)特例貸付というものがあるそうで当面の生活費等が足りなかった場合、無利子で10万円いないであれば市や町が貸してくれるそうです。
http://www.city.sendai.jp/sai_kyufu/index.html
仙台市内の社会福祉協議会に申請すればOKらしいです。
これとは別に自宅の全壊、半壊、家具の破損に対しても
無利子で借りられると新聞に書いてありました。
こちらは市役所に聞けばわかると思います。
周辺の友人知人の方々にも教えてあげてください。
がんばって!

2011/03/27 20:02 | おっさん2号 [ 編集 ]


無事でよかったよ。
これからもしばらくは辛い日々が続くとおもうけど、日本だけじゃなくて世界中からの支援が、この国を支えてくれてる。
みんなと一緒にがんばろう。

2011/03/27 22:27 | るしるし [ 編集 ]


とにかく茶屋さんとご家族が無事でよかった。

ごめんなさいね。茶屋さんにとっちゃなんも良くないだろうけど。
でも生きててよかった。
負けないで。

2011/03/31 20:27 | [ 編集 ]


茶屋さん!
無事でよかったよぉお
本当にによかった!!

気の休まる日は無いのでしょうが、どうかお体に気をつけて、一緒に頑張っていきましょう~

頑張ろう東北!!

2011/03/31 23:25 | クワ [ 編集 ]


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